アンバサダービーストにボールベアリングを追加する
ABUgarcia Ambassadeur Beast 5601HD、日本未発売の丸型リールでありまして執筆時点で国内に情報は無く、改造について知り得る術も無かったので、ベアリング追加のカスタム内容を記してみます。ABU好き、アンバサダーLOVEな同好のどなたかのお役に立てれば、これ幸いにございます。
ABUアンバサダーならたぶん大体同じ
この記事はアンバサダービーストにベアリングを追加した内容ですが、オールド機種を含めたアンバサダーへのボールベアリング追加の考え方はほぼ一緒…のはずです。ので、型番の違うアンバサダーであってもご参考にして頂ければと思います。
型式を把握してカスタムパーツが適合するかだけ、お気をつけて選定おなしゃす。
なんでボールベアリング足すの?
そりゃさぁ…ベアリング足したら、なんか気分が良くなるやん?アガるやん?
キュルキュル~ってね、そう晴れやかに。キュルキュル~いうて気分爽快、コレよ。
ベアリングの追加箇所を選定する
アンバサダー自体は言わずもがなの伝統あるアブガルシア社の製品ですので、今日に至るまで多種多様なカスタムパーツが国内外問わず世界中で発売されてます。中でも、ボールべアリング追加はもはや常套手段の一つとなってる感じがしてます。
件のアンバサダービーストくんは、型番が"5601"となっています。末尾の1で左ハンドル・百の位は600番でサムバークラッチ型・千の位で5000番のスプールってのが、アブガルシア的な命名ルールから見て取れます。たぶん合ってるはず。…ですよね?
そのスプールの幅をもとに、現在市場に出回ってる5000番台アンバサダー用のカスタムパーツがポン付けできるんちゃうかと踏んでベアリング増設パーツを選ぶことにしたわけです。
ボールベアリングを追加する3ヶ所
- ウォームシャフトにベアリング追加
- コグホイールにベアリング2個追加
- ハンドルノブにベアリング4個追加
ハンドル用のボールベアリングはレボビーストと同様の850サイズで、既に手持ちストックがいくつかあったのでそれでまかなう事として、アンバサダー改造の定番とされるウォームシャフト2BB化とコグホイール2BB化を施せるカスタムパーツを入手しました。
2BBコグホイールは、元々付いてた純正部品を外す際にパーツの一部を切断して取り替える必要があります。純正のコグホイールは破壊されるのでポイです。
ここで注意して欲しいんですが、2BBコグホイールに取り替えた際、空いた空間を埋めつつ部品を留めるEリングを無くしがちなので予備を購入しといた方が精神衛生上よきかと思います。マジで。Eリングがピーンってどっかに飛んでくあるある話ってアンバサダーのカスタムには事欠かないんすよね。
▼ウォームシャフト2BB
2BBでグ~ルグ~ル♪(吉幾三)
作業自体はABU純正コグホイールの先っちょをカッターで切って取り外す程度で、2BBコグホイールも2BBウォームシャフトも、カスタムパーツと元から付いてる部品のポン付け取り替えなので超簡単です。
アンバサダービーストくんの場合は、微妙に寸法が違ったので元々の黒色だったウォームシャフトカバーが使えなくなって、銀色のカバーに変わってしまったのよね。
…ま、カスタムしたぞ感が醸し出されてる気もするし、とりま良しとしとこ。
定番カスタムパーツをAMBビーストくんにガシガシ組み込み🔧
— つきナポ@釣りツーリング𓆝 (@tsuri_touring) 2021年8月6日
BB3個→10個でまずは使用感の改善👍
あとはドラグ強化を施せば、ようやく戦列に加えられる性能に🤣#アブガルシア #abugarcia#アンバサダー #ambassadeur #purefishing #釣り #fishing #angling pic.twitter.com/hWxf94gqSH
ところで獣神変ってなんぞ?
強殖装甲ガイバーっていう漫画がありまして。その作品に登場する、あるキャラが変身する時の台詞が『獣・神・変!』なんです。
アンバサダーのビーストってことで、単なる獣から獣神へと上位へ等級が変わるような強化ができればとそういう願いを込めての、ちょっとした洒落なのでおます。
合計ベアリング数:10個にパワーアップ
アンバサダービーストくんは初期状態で3つのボールベアリングしか搭載されていませんが、今回のカスタムで新たに7つのベアリング追加を行って合計10個のボールベアリング搭載へと大幅に強化されました。
これで元々の状態より気持ちよ~くキュルキュルするようになりました。
飛ぶし回るし滑らか軽やか、そんな感じです。あくまで個人の感想です、はい。
▼ウォームシャフト2BB
アンバサダー持ちならやっとくべし
2021年に登場した比較的新しい日本未発売のアンバサダー(ビースト)のベアリング追加という内容でしたが、アンティークかつヴィンテージなアンバサダーの4000番・5000番・6000番にも、それぞれに適合したボールベアリング追加用のカスタムパーツが国内のメーカーさんから販売されてます。
伝統あるアブガルシア・アンバサダーのカスタマイズ第一歩として、ベアリング追加はうってつけの改造だと思います。もしアンバサダーをお持ちならば、是非ともボールベアリングを追加してグ~ルグルグ~ルグル…ンギモッヂィイイイ!って、なってみようではありませんか。…ンギモッヂィイイイ!
アンバサダーのカスタム関連
世界での釣具業界の市場規模は140億ドル(2020年)で、シェア第1位の釣具メーカーがグローブライド(ダイワ)6.12%・2位がシマノ 5.36%・3位がピュアフィッシング(AbuGarcia、Berkleyなど)3.93%、次点がラパラVMC 2.23%です。※出典:Deallab
安くて使えるABUでアブなげない釣りを楽しんでますが、わが日本メーカーのリールやロッドの高性能さはモチロン充分認めるところです。
少々値が張っても良い物を長く使うってのが、やっぱ一番気持ち良く遊べる。コレ!という決定版の釣具が日本製品ってのは誇らしいですね~。
- 日本が誇る世界最高峰のリール
▼ DAIWA IMZリミットブレイカー
スマホと繋がるベイトリール
▼ SHIMANO アンタレスDCMD
シマノのハイエンドベイトリール
▼ SHIMANO STELLA(ステラ)
シマノのスピニングと言えばステラ
▼ DAIWA EXIST(イグジスト)
ダイワの最上級スピニングリール