つきナポ@釣りツー

アブなげないABU好きの釣りとツーリング雑記

【風物詩】春の野山にただよう悪臭の原因とは

公衆便所みたいなアノ匂い

公衆便所みたいなアノ匂い

春のクサいニオイ

寒くて暗い冬を抜けて、日差し明るく暖かくなってアウトドアレジャーに出向く春先。

久々に眺める野山の風景に心躍った次の瞬間…くっさ!
バイクで春風を感じながら走りつつ、木々が生い茂る里山に差し掛かったその時…くっさ!
流れゆく樹木の景色を車窓から楽しんで、いざドアを開け車から降りたら…くっさ!

あなたは、3月から4月にかけて、なんとも得も言われぬアンモニアのようなプロパンガスのような悪臭が、野山に漂いまくってるのを感じたことはありませんか?

私は山や森の香りが大好きで、心身のリフレッシュの為にあてもなく山の方へ森林の薫りを嗅ぎにバイクを走らせたりする類の人間なんですが、春先のこのくっさい臭いだけはどうしても苦手なのです。

わかって欲しいあの悪臭

においっていう漢字は「匂い」「臭い」ってありますが、なんとなくニュアンスでクサい方が「臭い」って漢字をあてたくなります。伝えたいあのニオイは、どうしても良い香りには思えないので、とりま悪臭とさせてもらっときます。

どんなニオイなのかって言われるとこうズバリってのが難しいんですよ。人によって例え方が違うんですよね、あのニオイ。

公衆便所だとか死臭とまで

自分的には大体の方々と同じく、古い公衆便所や使い込まれた仮設トイレみたいなアンモニア臭に感じるんですが、ネットで調べて見ると色んな例え方がありました。

  • プロパンガス臭
  • 猫トイレ
  • たくあんのニオイ
  • 豚骨を煮出すニオイ
  • インスタントラーメンの粉末スープ
  • 死んだ動物の腐敗臭
おわかりいただけただろうか

ニオイについてお心当たりはあったでしょうか。春先にくっさ!ってなる悪臭について、気になりながらも調べる事まではしていない人は結構いらっしゃるのではないかと勝手に思ってます。かくいう自分もそうだったので。

なので春山に漂う悪臭の原因を調べて記しておこうと思い立ったわけです。

ニオイの原因はヒサカキ

ハイもうズバリ悪臭の根源は、ヒサカキという樹木です。

姫榊や非榊と書いたり、ビシャコ・ビシャ・ヘンダラ・ササキ・シャシャキと呼ばれたりもしています。

ヒサカキはウィキペディアの解説文にすら、『都市ガスのような独特の強い芳香を放つ』(抜粋)なんて記載されちゃってます。

3月頃に咲くヒサカキの花

3月頃に咲くヒサカキの花

3月から4月にかけて咲くヒサカキの花は、こういった淡黄色で壺のような5弁花の形状をしてるので、臭気が漂ってたら周りを見回して確かめて頂きたい。
※画像出典・Wikipedia(KENPEI - KENPEI's photo, CC 表示-継承 3.0, リンクによる)

ヒサカキ≒悪臭で決まり?

ヒサカキの臭気について検索してたら、日本生態学会さんによる研究講演の内容に、『花の匂い成分として、ジメチルジスルフィドなど、硫黄成分を含む、15の成分が検出された』との記述がありました。ジメチル…ジスルフィド?

そのジメチルジスルフィドこと二硫化ジメチルは、特定悪臭物質に指定されていることが判りました。…ってことは、ほら、ヒサカキのニオイは環境省ひいては日本国からも国民生活を脅かすほどクセえと明示されてるわけです。…知らんけど!

特定悪臭物質と指定されている成分ならば、もはやそのニオイは悪臭と呼んで差し支え無かろうと。ヒサカキはクサいクサいもんはクサいと言い放つ為にも、私にとってはその点が重要なのであります。

3月はヒサカキ11月はハマヒサカキ

春先の悪臭はヒサカキというのは判りましたが、どうも晩秋の11月頃も似たニオイを振りまく樹木があるようで、それはハマヒサカキです。ヒサカキの近縁種で、ハマヒサカキもウィキペディアの解説文中に『プロパンガスに付けられた臭いと似ているので騒ぎになることがある』との記載がされてます。

ニュースなどの情報ソースが見つからなかったんですが、ヒサカキやハマヒサカキの咲く3月や11月頃に、都市ガスやプロパンのガス漏れじゃないかと通報されるという話があるそうで、あのニオイの原因を知り得てないとしたら、さもありなんと言えそうです。

ヒサカキについて皆どうなの

ヤフー知恵袋では、ヒサカキの臭いの例えが人によって違うことを伺い知れます。

ツイッターでは、ヒサカキの臭いが季節の訪れを感じさせているのが判ります。

でも やり過ごすしか無いよね

気になっていた春先の悪臭の原因はヒサカキということが判りました。

神棚にお供えするサカキ(榊)の代用にもされてるってのも知りました。生け垣に使ったり庭木によく植えられているってのも知りました。

ですので、家においては例えば仏壇や神棚には花をとってお供えする。街においては生け垣や庭木の場所を回避するといった対処でどうにか匂わずに済ませたいところです。

ただし、野山に生えまくってるヒサカキに関してはもう、花が枯れるまでは仕方ないですねぶっちゃけ。

わたしにとっては森の緑が醸し出す、フィトンチッドの深い薫りこそ恋しいのですよ。

まぁ言うても自然の営みなんで、ヒサカキもいくつも花を咲かせて硫黄成分でハエ目を誘って花粉を運んでもらおうと必死に生きてるってことだけは、判ってあげとこうかなと思いま…やっぱくっさ!

▼森の香りが恋しい

 


 

世界での釣具業界の市場規模は140億ドル(2020年)で、シェア第1位の釣具メーカーがグローブライド(ダイワ)6.12%・2位がシマノ 5.36%・3位がピュアフィッシング(AbuGarcia、Berkleyなど)3.93%、次点がラパラVMC 2.23%です。※出典:Deallab

安くて使えるABUでアブなげない釣りを楽しんでますが、わが日本メーカーのリールやロッドの高性能さはモチロン充分認めるところです。

少々値が張っても良い物を長く使うってのが、やっぱ一番気持ち良く遊べる。コレ!という決定版の釣具が日本製品ってのは誇らしいですね~。


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