アブガルシアは撤退しない
※新情報を追記しました
2022年末、長年アブガルシアひいてはピュアフィッシングジャパン(PFJ)と共に歩んできた青木大介氏が、PFJのスポンサード契約終了を告げました。
青木大介氏は2023年からダイワ(グローブライド株式会社)とのスポンサー契約を結びました。
青木大介氏はアメリカでのバスフィッシングトーナメントから、日本国内のバスフィッシングトーナメントに活躍の場を移すことが、ピュアフィッシングジャパンのスポンサード方針にそぐわない為、PFJとの契約を終了すると自身の公式動画にて語りました。
バスプロとしての活動は継続する為、青木大介氏は引退でも契約解除でもなく、実質的に青木大介氏はDAIWA(グローブライド株式会社)への移籍という形でとらえることができるでしょう。
アブガルシアもといピュアフィッシングジャパンのバスフィッシング離れが進んでいる気がします。
※以降、初出時点の内容となります
2021年末。アブガルシア製品の日本販売を担うピュアフィッシングジャパン(PFJ)から発表されたニュースで、ABU好き界隈にジョジョ第二部の如き波紋が疾走した…気がする。少なくともワイはビビった。
結論から言えば、アブガルシア製品を日本国内で販売しなくなるという話ではありません。
…とりま安心。ワイもアブなげないABU好きをまだまだ続けられるぞい。
じゃあ、何がどう騒がれてたのか?
公式サイトを参照すると、今までやってた日本でのバスフィッシングトーナメントの協賛を今後しまへんでという内容。
PFJ、協賛やめるってよ
もうピュアフィッシングジャパンは日本国内のバス釣り大会をスポンサードしないって事で、以降のJB・NBCのバス釣りトーナメントでは例えばPFJの商品が使えなくなるので各種ブランドロゴや社名にシールを張ったりして見えないようにして使ってねという注意喚起のお達しも伴って発表されました。(画像出典:PFJ公式)
▼バークレーのシンカーめっちゃ使う
名だたるバスプロの契約解除
アブガルシア好きに波紋疾走(読みはもちろんオーバードライブ)が刻まれたのが、イマカツ大先生こと今江克隆氏の契約解除だったんじゃあ~ないだろうかッ。
"ABU for LIFE"(生涯ABUとかABUこそ人生みたいなニュアンスかい)を掲げて、言わばアブガルシアの顔を35年も体現し続けたトップ級プロアングラーが、PFJから封書に一枚の通知で契約終了を告げられたという記事に驚愕した次第。
▼大先生の超・名作ルアーIK-180
海外活躍中のプロは契約続行
キムケンこと木村建太氏・Deezの青木大介氏はプロ契約を継続という情報があったので、日本国内においてのバス釣り市場とプロアングラーへの投資を見限るという、あくまでもビジネス的な選択と集中の判断なのかな~っていう。
▼"認められた"キムケンのリール
▼"認められた"Deezのロッド
投資ファンドのビジネス方針か
アブガルシア製品を取り扱う母体のピュアフィッシング社は2回M&A(買収)されてるので、現在の大本営であるシカモア・パートナーズがよりグローバルに儲ける為には、日本より優先して投資すべき国や対象があるという事でしょう。かくいうワイ氏はモチのロンで日本独自のアブガルシア製品に心躍る勢ですが、平たく見てSHIMANOやDAIWAつかグローブライドのお膝元のJAPANで釣具を売るのは、釣り業界人では無くともさすがに分が悪いどころじゃないレベルだと判るでしょう。
シカモア・パートナーが持つピュアフィッシングのブランドは、Wikipediaによると『Brands include: ABU Garcia, All Star, Berkley, Chub, Fenwick, Greys, Hardy, Hodgman, Johnson, JRC, Mitchell, Penn, Pflueger, Sebile, Shakespeare, SpiderWire, Stren, and Ugly Stik.』って事なんで、2022年から日本国内の釣具屋さんの棚がどうなるのかは気になるところです。
淡水から海水に移ってくらしい
ピュアフィッシングジャパン的には、あくまで日本国内のバスフィッシング関連の縮小で、ソルトウォーターへの注力は近年のPFJの商品展開を見るにつけ大きく違わないと思われます。
PFJの社員が減りまくってたって
日本独自の製品開発に関わる方々を含む人材の大量流出で、社内が人手不足により混乱をきたして100周年記念に類する製品や企画が滞ってたという識者の話があり、ど~りで2021年パッとしない新製品や周年企画やな~っていう自分が受けた印象を裏付けられた気分ではありました。
日本モデルはまだ出るって
識者によると、どうやら日本独自製品は2022年初頭現在にて口外禁止なだけで、しばらくはピュアフィッシングジャパンから順次発売の予定があるとされてます。
また、日本未発売のアンバサダーといった伝統的な丸型リールも並行輸入ではない正規販売の可能性も示唆されてます。
それでもABUが好きやねん
確かにですね、アブガルシアのリールってのは吊るしや箱出しで大満足に使用に堪えるかってなるとウ~ンな感じやけど、手に取りやすい価格帯とカスタマイズの楽しさってのが釣りを一層楽しくさせてくれるんよ…しみじみそう思う。
なんやいうても、ワイはABU好きなんで使うしABUでアブなげなく釣るし。
マーケも釣りも潮流よまんと
釣具の宣伝においては従来のバスプロ達よりも、現状の各Web媒体インフルエンサーの方が費用対効果が高いでしょうし事業の収益健全化を図るとして、日本国内のバス釣りトーナメントに銭かけてられへんって判断なんでしょう。時代の潮流とか申しますが、釣具の会社こそ潮目を読めんとね…ん、そんな上手くないな。
大鉈を振るった新しいPFJ経営陣に期待してる方も居るので、アメリカ本国にてゴリッゴリの投資ファンドの親分さんがGOを出したP/Lに基づいた、子分ピュアフィッシングのそのまた支部であるPFJの経営方針転換ってのが今後どう好転するのか見所でありますな。
ワイも一人のABU好きの釣り人としてアブなげなく見守らせていただく所存でございまっす。ABU for LIFE.
あわせて知っときたい釣り業界
世界での釣具業界の市場規模は140億ドル(2020年)で、シェア第1位の釣具メーカーがグローブライド(ダイワ)6.12%・2位がシマノ 5.36%・3位がピュアフィッシング(AbuGarcia、Berkleyなど)3.93%、次点がラパラVMC 2.23%です。※出典:Deallab
安くて使えるABUでアブなげない釣りを楽しんでますが、わが日本メーカーのリールやロッドの高性能さはモチロン充分認めるところです。
少々値が張っても良い物を長く使うってのが、やっぱ一番気持ち良く遊べる。コレ!という決定版の釣具が日本製品ってのは誇らしいですね~。
- 日本が誇る世界最高峰のリール
▼ DAIWA IMZリミットブレイカー
スマホと繋がるベイトリール
▼ SHIMANO アンタレスDCMD
シマノのハイエンドベイトリール
▼ SHIMANO STELLA(ステラ)
シマノのスピニングと言えばステラ
▼ DAIWA EXIST(イグジスト)
ダイワの最上級スピニングリール