つきナポ@釣りツー

アブなげないABU好きの釣りとツーリング雑記

黒潮大蛇行についてABU好きがアブなげなくまとめてみたやで【黒潮大蛇行6年継続中】

黒潮が大蛇行してるってよ?

黒潮が大蛇行してるってよ?

黒潮大蛇行とは何ぞや

黒潮大蛇行とは、日本列島の南岸を東へ流れる黒潮が紀伊半島沖の沿岸を離れまくり大きく迂回して房総半島に向かう現象を指してます。昔は黒潮異変とも呼ばれ、釣り人的にはノーサンキュー過ぎるアカン現象です。

紀伊半島沖の沿岸と言えば南紀。南紀の名所は数あれど、串本は本州最南端の海域で超有名。釣り人視点では、地元の大阪湾くんだりからこの辺りに辿り着いたら…もはや別世界。なんせウミガメとかマグロとかイルカとかがすごい身近な土地って感じで、広くて深くて豊かな大海原が水平線が目の前に広がって、これぞ雄大な太平洋っていう印象なんですよね~。

で、黒潮大蛇行が発生する時は、必ず紀伊半島沖か遠州灘沖に冷水塊を伴うそうな。その冷水塊たるや、大きい場合には半径が200kmにも達し沿岸にゴリッゴリに影響を与えまくるという。イメージ的には、串本らへんの熊野灘をすっげえ下手なドリフトで左カーブを曲がろうとして膨らみまくって気づいたら伊豆半島やん、みたいな感じ。

海水温下がるわ生き物の回遊ルート曲がるわ潮位が上がるわ天候変わるわという感じで、生態分布や気候変動といった異常事態をも引き起こすのが黒潮大蛇行という現象です。

黒潮大蛇行は2023年も続いてる

2023年現在、黒潮の大蛇行は継続しています。2017年8月に始まり、2023年もまさに大蛇行しまくり中で過去最長になりそうな勢いです。

さて気象庁は毎月、黒潮大蛇行の調査結果を公開し続けてくれてます。

合わせて見ておきたいのが、これまた気象庁が公表してくれている海面水温予想図。なんと毎日11時頃に更新してくれてて、1ヶ月先までの予想画像がコマ送りのアニメっぽい動画にして見れるっていうスグレモノ。釣り人的には、釣行の計画にめっちゃ使える情報や~ん。納税の有り難みってことよね~コレ。

黒潮が大蛇行したら釣れなくなる

太平洋を臨んでまで…ボウズ…

太平洋を臨んでまで…ボウズ…

黒潮大蛇行の何が釣り人的には問題かって、海の中の生き物がどっか行ってしまうってことです。冷水塊(冷水渦)によって、広い範囲で水温が下がるんで水が暖かくないと生きられない熱帯魚の生息域が変わったり、動けないサンゴはそのまま死滅してしまって周辺の生態系が乱れたり、回遊魚はそのルートを変更したりといった風に…。

平たく言ってしまうと、黒潮大蛇行で釣れるもんも釣れんようになるって事。

南紀方面にはそこそこ海釣りに行ってたんですが、マジで実感してるんですよね~。エサ釣りやルアー釣り問わず多彩な釣果で楽しませてくれた南紀の海が、なんか段々渋くなってきたし魚種も減ってきたしっていう…そんな感じ。

2017年から黒潮大蛇行なう

1970年代後半から1990年代初めまでは、頻繁に発生してたんやって黒潮大蛇行。それ以外は2004年7月~2005年8月の1年を除き、実は非大蛇行の良き状態だったと。

で、それが12年ぶりに2017年8月から黒潮大蛇行が発生して、以降ず~っと続いてるってさ。知ってた?ヤバないそれ?5年も6年も暖流が離れると海が冷えてしまってそりゃヤバいっすわ。

そもそもの黒潮の流れとの違い

黒潮の本来の流路は画像(a)の接岸流路で、(b)が大蛇行流路でアカンやつ。これまぁパッと見た感じで、お魚さん達めっちゃ離れとるやんと判ります。

画像出典:笹川平和財団

画像出典:笹川平和財団

黒潮大蛇行の発生期間

  • 1975年8月から1980年3月まで
  • 1981年11月から1984年5月まで
  • 1986年12月から1988年7月まで
  • 1989年12月から1990年12月まで
  • 2004年7月から2005年8月まで
  • 2017年8月から

自分的な黒潮大蛇行の影響は

地元である大阪から南紀方面への釣行ってのは、釣り好きとしては黄金律というか色んな魚種に会えるし言わずもがなの鉄板ルートなわけで、例にもれず自分も幼い頃からエエ歳になってもなお、なんやかんやと遊ばせてもらってる有り難い海域であります。

2017年8月から黒潮大蛇行って話で、ガラケーかデジカメかスマホか、みたいな自分の釣果撮影の過渡期を振り返って、当時の何かしら釣果の撮影データを掘り起こし黒潮大蛇行の影響を調べてみるのが手っ取り早い気がします。

大蛇行前は魚種多彩やし釣果多し

ホコリを被ったHDDを引っ張り出して、黒潮大蛇行が発生したとされる時期以前の和歌山方面・南紀あたりへの釣行写真を漁ってみました。やっぱなんか魚種多彩でカラフル

思い返してみると、漁港の内側をふと覗いてみたらウツボと目があったり、堤防の端を見下ろしたらミノカサゴが優雅にワサワサしてたり、チョウチョウウオハタタテダイがサビキに掛かったり、磯の浅場のテーブルサンゴルリスズメダイが乱舞してたりと亜熱帯感バリバリだったんですが、いつしか釣りモンが地味で大阪湾や紀伊水道あたりでも見れる魚種になっていった感じがします。

ガラケー画像の時代から

ガラケー画像の時代から

漁港や磯での、ブラクリやライトルアーの小物釣りが好きで色んな魚種と戯れるのが大きな楽しみだったんです。ポケモン図鑑を埋めてく感覚のソレ。

なので、こうして見ると余計に黒潮大蛇行の影響ってのが判ります。自分的な。

黒潮大蛇行に対して釣り人は

では南紀あたりで遊ぶ釣り人は、黒潮大蛇行が発生したらどうしたらいいのか。

黒潮大蛇行の情報を得る

黒潮のみならず海況は水産業にめっちゃ重要なので、自治体や研究機構が黒潮大蛇行の調査結果を公表してくれています。

黒潮と沿岸海況の1か月予報

毎月更新して、PDF形式にて海況データが情報提供されています。近畿と東海いいとこ取りの三重県ですが、きっちりと三重県水産研究所の資源管理・海洋研究課が黒潮大蛇行の調査結果を公開してくれてます。

受け入れなしゃーないやん大蛇行

…って言うけど、結局受け入れないと仕方ありませんな、黒潮大蛇行

地球規模の現象なわけでしょ海流って。そしたら、流路が変わるまで待つしか無いよね釣り人は。イチ釣り人が成せることあったら、ぜひぜひ教えて欲しいっす。

大自然に身を任すしかないよね

大自然に身を任すしかないよね

ぶっちゃけ蛇行終わるまで待とうっていうことです。南紀で釣りをして遊ぶなら、残念ながらありのままを受け入れる他はありません。コレばかりは。

出来ることと言えば、自治体や研究機構が公表しているデータを把握するくらいですので、その知れる範囲の中で楽しみを得ていく感じになりますね~どうしても。

あとは蛇行した黒潮の暖流が戻ってくる先の海域まで足を伸ばして、狙ったもんがあるならその対象魚に会いに行くって話になりますね。でもそれって、大蛇行の画像を参照したら関西から関東に遠征するってことになるんよね。

いやはや、関西人の太平洋側の釣りってのは中々試練がありまんな~!

あわせて知っときたい釣り雑学

 

 

 


 

世界での釣具業界の市場規模は140億ドル(2020年)で、シェア第1位の釣具メーカーがグローブライド(ダイワ)6.12%・2位がシマノ 5.36%・3位がピュアフィッシング(AbuGarcia、Berkleyなど)3.93%、次点がラパラVMC 2.23%です。※出典:Deallab

安くて使えるABUでアブなげない釣りを楽しんでますが、わが日本メーカーのリールやロッドの高性能さはモチロン充分認めるところです。

少々値が張っても良い物を長く使うってのが、やっぱ一番気持ち良く遊べる。コレ!という決定版の釣具が日本製品ってのは誇らしいですね~。


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