管釣りをアブで遊ぶ異端
まいど。
アブなげないABU好き、つきナポです。
これからエリアトラウトを楽しみたい人へ、リールもロッドも安くて使えるアブガルシアええで~って伝えたいんす。
その溢れんばかりの思いをブログにしたためたんですが、熱が入って長くなりすぎまして。とくに、ワイ氏が管釣り用に使ってたAbuGarciaのリールとロッドの移り変わりを述べてたら長くなったんで、それはそれでちゃんとまとめようと思ったわけです。
伝えたかったことの「ワイ氏が今使ってるタックル」と「揃えるならコレっていう厳選2例」は、また別にしたためておりますのでもし気が向けばそっちも見てやってくださいな。
▼現タックルの話はこちらど~ぞ
ABU応援で業界の底上げ
管理釣り場では、アブガルシア製品で遊ぶ者はごく少数であり異端とみなされるも同様の実態であります。(※ワイ氏調べ)
シマノ・ダイワの釣具以外を使って遊んでいる者が見つかり次第、即、取り押さえられポンドの立ち木に張り付けにされ火をくべられ、その身を焼かれんばかりのご時世であります。(※個人の感想です)
日本国内の有名管釣りポンドには、シマノ・ダイワ以外の釣具で遊んだ者が縛られ焼き尽くされた立ち木跡がズラリと並んでいるとかいないとか。(※実在の人物や団体などとは関係ありません)
異端を攻むるは斯れ害のみ
未だに解釈の分かれる孔子の教えを、ワイ氏は『異端を恐れたらイノベーションは起こらんぞ』と現代的に捉えます。めっちゃ賢そうやん。
その論語の名文と、『3位が伸びれば2位1位も伸びる』という競争戦略の理論を合わせて考えれば、『アブガルシアの釣具を買うとダイワシマノがもっと良くなる』ひいては『アブガルシアの釣具を買うと業界全体が底上げされて、釣り人みんなハッピー』って導き出されるんちゃうの?めっちゃ賢いやん。
▼釣具の市場規模についてはこちら
秒でチェンジザワールドしそうなほど高等な理論に達したところで話を戻して、ワイ氏の管釣りタックル変遷史が、3位のアブ製品を選ぶきっかけになる事を願います。
管釣りタックル変遷史
さてさて、渓流釣りが禁漁期に入って、冬が深まると管理釣り場で遊ぶっていう周期を繰り返すうち、ワイ氏が管釣りで使うアブガルシア製品に彩られたリールとロッドも徐々に変わっていったわけであります。
そんなアブなげないABU好きのタックル変遷、ここ数年分の備忘録を記します。
カーディナル300Uとマスビート
釣り場に映えるグリーン
・Cardinal C-300U
・MassBeat Extreme MES-584UL
▼伝統のブランドCardinal
1966年から続くABUスピニングリールのプロダクト、Cardinal(カーディナル)。
歴史はあれど300U自体は2003年くらいの廉価モデルで、スペック的には特筆すべきものは…う~ん、無いっす。
ただ、可動各部にベアリングが搭載されてたりスペアのスプールが付属してたり、軽量かつ折り畳めるハンドルだったりとエントリー機のわりに細かいとこまで気が利いてて、伝統あるカーディナルの名を冠するに相応しいな~っていう。
ところがちょうどこの機種の後継あたりから、カーディナルが最下級のしょぼいシリーズ扱いになってしまうのよね。なのでワイ氏的にはちょっと特別なリールです。
▼ゴメクサスのスタンドつくよ
▼4ピースパックロッド便利
300Uとぴったり合うマスビートのカラーリング最高。それにワイ氏は車よりもバイクでの釣行が多いので、マルチピースのトラウトロッドはめっちゃ便利でありがてぇ~。
もはやオールドリールの300U
300Uのグリーンマジ好きやわ。今どきのリールって銀黒ベースのカラーリングばっかで、シブくて格好良い反面没個性に思えて仕方ない。300Uがちゃんと色を主張してるってのに魅力を感じるわけです。
506mk2とトラウティンマーキス
ダブルハンドルに改造したよ
・506MK II
・Troutin Marquis BORON TMBS-516L TE
▼アンダースピンキャストとも言う
1960年代に造られた505とか507とか50Xシリーズ一応の最新版が506mk2。漫画釣りキチ三平から『谷地坊主のリール』と呼ばれてたヤツ。
今もって、めっちゃトラブルレスで唯一無二の機構やと思うんで先進の技術で作り直して欲しいわマジで。ちなピュアフィッシングは、日本では506mk2を流通させてまへん。なので入手はちょっとハードルお高めかも。
やたら重いけど操作おもろい
288gで重いし3.9:1の異様なローギアやし、フツーありえへん性能。
けどそれを補って有り余るほど、ペコッ!シャッ!コキッ!ていう一連の動作の手返しが良すぎてキャストの楽しさがヤバイ。あとカメラケースみたいな収納ボックスにスペアスプール3つ入っててスプール合計4つになるとかいう訳わからん仕様も逆にときめいてヤバイ。
▼並行輸入品あるやん
続カーディナル300Uとマスビート
とにかくグリーンに魅せられて
・Cardinal C-300U
・Mass Beat III MBS-634L III
▼300U複数持ちのワイ氏
伝統あるカーディナルのシンボルカラーである緑色でコーディネートしたトラウトタックルってめっちゃええやん?美学をもって遊ぶと釣りが何倍も楽しくなるんよね。
いかんせん古い機種でノブの劣化もあったんで、ノブシャフトをドリルで削って抜いてダイワ互換にしたのよね。そんでコルクノブにして軽量化とオシャレ感アップよ。
▼REVO LTX-BF8でも愛用中
▼香川塩ビ工業さんサイコー
フツーに釣れるねん
ロッドパワー表記でULのマスビートエクストリームとLのマスビート3に、それぞれ300Uを付けて使い分けてるという、ダイワシマノ派から正気を疑われる珍妙な風景。スゴいのかヘボいのか判らん遊び方で、ABU好きのワイ氏はアブなげなく管釣りを楽しむのであります。
アンバサダーとズームサファリ
アブといえば丸形リール
・Ambassadeur 4601C3
・ZoomSafari ZMSC-565L
▼オールド風情がたまらんの
歴史ある丸形リール、アンバサダー。全くもって浪漫の塊ですわ。
この4601C3はオールドの類じゃなくて、一応日本国外では現行品でおます。
ラウンドリールの曲線美に魅了されてるクチなんですが、肝心の性能ってノーマル状態では笑ってまうぐらい釣り感覚が現代の管釣りとは全然マッチせえへんの。
なので、まずスプールは当然として、内部のギア・ホイール・レベルワインダー・ドラグ・ハンドルに至るまで軽く軽くフィネスな仕様に改造しないと、2g以下のルアーなんて満足に投げれまへん。
▼各所のカスタムは必須よ
アンバサダーやからアガるのよ
どうにかこうにか軽量化カスタムとキャスト練習を重ねることで、2gを飛ばせるようになり1.5gを飛ばせるようになり、1.2gのトルネードまではコントロール効かせて投げて巻いて釣るくらいには至れました。美学の追求はしんどくも楽しいねぇ~。
レボヤバイ
名前も見た目も面白くて好き
・REVO YABAI
▼持ってる人、手を挙げて~
めっちゃ個人的な見解やけど、管釣りだけじゃなく、今までどの釣り場でも誰もこのリールを使ってる人見たことなくてYABAIのよ。何台売れたん?コレ。
2000番サイズで180gでハイギアでドラグにも特長があるし、管釣りでも全然イケる性能を有してるのに知られてなさ過ぎてYABAI。
▼特殊径やけどコレつくよ
名前の奇抜さだけじゃない実力
レボLTX-BF8とズームサファリ
ベイトリールで管釣り
・REVO LTX-BF8 (K.T.F.カスタム)
・ZoomSafari ZMSC-565L
▼当時ベイト世界最軽量129g
渓流で愛用しまくってるLTX-BF8を管理釣り場でも使いたいって思い立ち、短めやけど5.6フィート位のズームサファリと合わせてみたのよね。
▼5.6ftのベイト用が管釣り向き
長さも調子も色々あるし、スピニングもベイトも揃ってるし安いし良いシリーズやわ、ズームサファリって。
釣るには釣れるけどムズい
1.2gのトルネードまでは、何とかコントロールして投げれます。KTFのカスタムしてギリギリそんな感じなんで、ノーマルのスプールやとワイの腕じゃキビシ~。
MGエクストリームとアイオン
極まっとるよエクストリーム
・REVO MGXtreme 2000SH
・AION AINS-622L
▼ABUスピニング技術の粋を結集
もう発売から結構経ってるけど、黄色いお店でも未だにええ値段してるREVOシリーズのMGXtreme。同名でベイトとスピニング両方あるのよね。中古市場の価格からしても、スピニングのMGエクストリームって高い評価を受けてるってのが良く判りますな~。素材も設計も、当時のAbuGarciaが持てる技術の全てを惜しげもなく盛り込んだ機種なんで、今も褪せることなくハイエンドな覇王色をまとってるんかも。
実際は後継機種のMGXシータから採用されたフリクションフリー構造機と比較すると、巻きの上死点・下死点でコツコツ感がどうしても出てしまうんよね。設計の違いに起因するし、後継が正当に進化してるからエエねんけど。あと地味に純正のコルクノブって貴重よね。
▼新シリーズやのに地味すぎ
可もなく不可もない、アブガルシアではミドルクラスのトラウトロッド。新しくできたシリーズやのに、なんかめっちゃ地味で存在感が薄い気がする。釣具屋の売り場では、大抵ダイワシマノのかさばる箱の裏に追いやられてるか、奥の隅んとこに乱雑に立て掛けられててワロス。シックな竿袋が裏目になってるんちゃう。
グリップにある差し色の赤いラインがめっちゃオシャレでABUっぽい。
覇王色の覇気まとってる
MGエクストリームは唯一、ラインローラーに難点があるんよね。管釣りみたいな繊細な釣りの場合、ライン収束と回転がもっと欲しくなる。小さい番手でもそこそこのウェイトとラインで負荷のかかる状況を想定した設計になってるのか、軽いルアーに細いラインだとラインローラーがハッキリと鈍い。
IOSファクトリーのREVOラインローラーで見違える位の改善を施せるんで、管釣り用としてMGXtremeの真の力を覚醒させたいなら、ラインローラー換装は激しくオススメ。
▼換装は必須とすら感じる
▼ゴメクサスのスタンドつくよ
世界での釣具業界の市場規模は140億ドル(2020年)で、シェア第1位の釣具メーカーがグローブライド(ダイワ)6.12%・2位がシマノ 5.36%・3位がピュアフィッシング(AbuGarcia、Berkleyなど)3.93%、次点がラパラVMC 2.23%です。※出典:Deallab
安くて使えるABUでアブなげない釣りを楽しんでますが、わが日本メーカーのリールやロッドの高性能さはモチロン充分認めるところです。
少々値が張っても良い物を長く使うってのが、やっぱ一番気持ち良く遊べる。コレ!という決定版の釣具が日本製品ってのは誇らしいですね~。
- 日本が誇る世界最高峰のリール
▼ DAIWA IMZリミットブレイカー
スマホと繋がるベイトリール
▼ SHIMANO アンタレスDCMD
シマノのハイエンドベイトリール
▼ SHIMANO STELLA(ステラ)
シマノのスピニングと言えばステラ
▼ DAIWA EXIST(イグジスト)
ダイワの最上級スピニングリール